兵庫県の井戸敏三知事は11日の定例記者会見で、2016年度予算はできるだけ9月末までの上期に前倒しして執行する方針を示した。5日付で各部局長に指示する文書を配布した。政府が5日に今年度予算を早期執行するよう安倍晋三首相が閣議で指示し、兵庫県にも総務相を通じて予算を早期執行するよう要請があったことに対応した。

  国が景気動向をにらんで予算執行の前倒しを決めるなか、「国の補助事業をになう地方公共団体の事業も機を一にして実施しなくては効果が得られない」と井戸氏が説明した。15年度補正予算に伴って引き続き予算を執行する分も合わせ、上期に行政予算の8割、公共事業など投資的経費の全額での契約を目指す。

 中小企業対策として、前年度実績である82.5%を上回る比率で官公需を中小企業に振り向ける目標も設けた。